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辞書が欲しい

by 唐草 [2014/03/22]



 昨年は鉄道をテーマにした新規のゲームを作りかけていたのだが、AIの作成に難航して結局お蔵入りになってしまった。
 やっぱり自分が実際に遊んだことのあるゲームでないとAIの作成は難しい。必勝のAIなら作れるが、それではプレーヤーのストレスが溜まるだけでまったくおもしろくない。だからといって、ランダムに手を選ぶだけだと弱すぎて勝っても嬉しくない。相手を打ち負かせたと感じられるレベルの強さを演出するのは、本当に難しい。
 やはり作るのなら対戦型ではなくて、wikiすごろくみたいにひとりで淡々と遊べるゲームの方がいい。
 それにデジタル化する前に机上で紙を使って鉄道のゲームをハンドシミュレートした結果、想定していたよりも行動の選択肢が少なくて思いの外おもしろくなかった。自分が楽しめないゲームを世に出すつもりはない。
 さて、そんな訳で2013年は新作ゲーム無しとなってしまった。
 現在、検索大戦はGoogleからのアクセス制限を喰らって動かなくなっているし、WikiすごろくもWikipediaのレイアウトが変わって正常に動かなくなっている。やはり外部リソースに頼ると運営リスクが高くなってしまう。
 今、新しいゲームのアイディアがある。
 誰もが一度は遊んだことのあるゲームのひとりプレー版とでも言ったゲーム。
 ただ、このアイディアを実現するためには莫大な外部データが必要になる。分かりやすく言えば、すべての日本語を網羅したデータが欲しい。むろん、全日本語の網羅なんて無理だけど。
 今までであれば、日本語データをネットに求めるというアプローチを取ってきた。でも、それだと今まで直面してきた数々の問題と再度向き合うことになる。それは、あまりにも面倒だ。また、毎回ネットに情報を探しに行くと時間がかかってしまう。
 となれば、やはり自前の情報源を作るしかないのかもしれない。
 IPA辞書、Wiktionary、goo辞書、ニコニコ大百科などをクロールして大きなデータをまとめ上げるところがスタートライン。あぁ、自分専用の辞書が欲しい。何年か前にも駆られたこの衝動に再び駆られている。