by 唐草 [2014/03/27]
まったく使った経験が無いのに仕事でUnityに触れるハメになってしまった。使う側ならまだしも、何の因果か教える側になってしまった。少なくとも一通りのことはできるようになっておかないとまずい。一夜漬けで試験を乗りきったときの気合いでどうにか対応しなくては。
と思ったが、想像以上にどうにかなるものだ。
初めて触るというのにスイスイ操作できるし、スクリプトのC#なんて言語は初めて見るけど、Javaのつもりで書けばどうにかなる。また3DCGを少しだけかじったことがあるので、照明だとか扱いやテクスチャーの張り方なんかも基礎知識だけはある。また、何が分かっていないのかも大方把握できているので、これは十分に準備できそうな感じだ。
それにしてもUnityは、便利なツールだ。
基本的な知識さえあれば、誰でも簡単に3Dのゲームを構築できる。
当たり判定や力学計算、入力操作の受け取り、シーンの管理といったゲームに必要なものは、初めからすべてそろっている。しかも、それらを基本的にはドラッグ&ドロップだけで実現できる。
今まで苦労して作成していた力学計算やら当たり判定などの作成に一切の労力を割かなくて良いので、本当に驚くべきスピードで開発が進む。今までの苦労はなんだったのだろう?と思いたくなるほど何もかもがお膳立てされている。
生まれて初めて触る快活環境がUnityだったら、自分は天才なのでは無いだろうか?と錯覚してしまいそうだ。
それぐらいスラスラと物事が進んでいく。
とは言え、あり合わせのコンポーネントを組み合わせただけだとどうしてもUnity臭さが残る。また、2Dゲームの開発にはクセがありそうだ。
アクションゲームやらFPSなどのシューティングゲームを開発するのなら最高の開発環境だと言えよう。
でも、ぼくのような風変わりな2Dゲームを専門としている人間には、あまり活用できる面がない。少なくともWikipediaの中身を取得してくれるライブラリは存在していない。うむむ、異端の道はいばらの道だ。
ここは、練習を兼ねて四川省の3D版でも作ってみるか…。