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現物を見に行く

by 唐草 [2014/12/16]



 先日、ぼくの中で急に再浮上したコーヒーメーカー熱。快適なコーヒーライフを過ごすためには、やはりコーヒーメーカーを購入するべきなのではないだろうか?そう強く考えるようになった。
 迷うことなくアマゾンで購入してしまいそうだったが、どうしても本体の大きさがイメージできない。スペック表には、外形のサイズも書いてあるし、ポットの容量からも大きさを推測できるかもしれない。でも、今までに一度も使ったことのない機械なのでどうしても大きさのイメージがつかめないでいた。
 そこで家電量販店に実物を見に行くことにした。もっとも店舗で買うつもりはないのだけれど…。
 足しげく通っている家電量販店と言えども、ぼくにとって家電エリアは未知の領域。コーヒーメーカーが売り場のどの辺に置かれているのか、皆目見当がつかないでいた。
 冷蔵庫や洗濯機よりは、炊飯器の方が近いのではないだろうか?そんな当てずっぽうな感じで店内を歩き回っていた。それっぽい形のものを見つけて近寄ってみたが、ただの電気ポットだった。結果的にはハズレだったが、だいぶ近くまで来た気がする。あと一歩でコーヒーメーカーにたどり着けそうだ。
 そう思って電気ポットが置かれた棚の裏を覗いてみたら、そこにはタコ焼き機が置かれていた。なんの順番なんだ!
 そうこうしているうちに売り場の端までたどり着いてしまった。今日日、コーヒーメーカーなんて買う人はいないのだろうか?いや、いくらなんでもそこまで落ちぶれてはいないだろう。ぼくの売り場予想が外れていただけに違いない。予想に反して冷蔵庫と洗濯機の間にでも置かれているのだろうか?
 そんなことを考えていたら、ふとコーヒーの香りがした。幻覚か!?コーヒーを求めるあまり、香りがしたような気がしたのか!?
 そんなことはなかった。香りに導かれるように歩いてみたら。エスカレーター前の一番いい場所でエスプレッソマシンのデモを行っていた。
 巨大なエスプレッソマシンの奥に何台ものコーヒーメーカーが置かれていた。ぼくが探していた電動ミル付きのモデルも置かれていた。
 そして実機をこの目で見て、確信した。
 でけぇ。我が家の台所には、不釣り合いな大きさだ。こうして急速に冷めるコーヒーメーカーへの情熱であった。