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謎仕様

by 唐草 [2014/12/29]



 今日のお昼頃、Twitterがダウンしていた。Androidアプリからもブラウザからもログインできなくなっていた。タイミングがタイミングなので、Twitterがサイバー攻撃のターゲットにされてしまったのかとも考えた。
 結果から言えば、Twitterの認証サーバの不具合のようだった。玄関口が壊れてしまったようなものだろう。iPhoneアプリだとツイートできていたらしく、「Android勢終了のお知らせ」なんてのも流れていた。技術的な観点からすると、iPhone用アプリの方がログインセッションの保持時間が長かったということではないだろうか?この件に関しては、特にiPhoneアプリが優秀だとは言えないだろう。
 だが、「Android勢終了のお知らせ」が流れたのには別に理由がある。
 Twitter社が配布しているAndroid向け公式アプリは、ログインサーバにつながらなかった後にとんでもない挙動を示した。通知エリアにログインできないことを表示すると、なんとOS側に渡しているTwitterアカウント情報を勝手に削除したのだ。再接続すればログインできる可能性だってあったのに問答無用でアカウント情報を消し去ったのだ。
 この挙動は、Android擁護派のぼくでも流石に擁護しきれない。アプリ側が消したのか、OS側が消したのかはわからない。たぶん、アプリ側だと思うが一度のエラーに対する処置としては理解に苦しむ処理だ。後戻りできない致命的な処理を断りもなく実行するのは、まずい。
 ぼくは、Twitter連動Webサービスの開発経験がある。だから、Twitterの認証がどういう手順で流れていくのかをなんとなく把握している。だから、アカウント情報が消えても焦らずに済んだ。
 でも、技術仕様を何も知らなかったら、自分のアカウントが消えてしまったのではないかと焦っても仕方がないと思う。事実、新しくアカウントを作り直した人も少なくないとの噂もある。
 驚くほどクソ仕様とも言われることが少なくないTwitter社公式Androidアプリ。今日の不具合のおかげで、またしても理解に苦しむ仕様が明らかになってしまった。はぁ、次はどんな不具合が明らかになることやら…。