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2014/12
 
   
       

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贅沢なゆず湯

by 唐草 [2014/12/22]



 まだ、風邪が残っている。熱は下がったが、咳と鼻水が止まらない。クリスマスを目前に、鼻のかみすぎでトナカイと同じように鼻を赤くしている。
 平日だが、大事をとって今日も休みとした。
 もっとも今日は、以前より連休にしようと企んでいたので休んでも何ら問題はない。仕事が入っているので対応できないと各所に虚偽の連絡をしておいた甲斐があるってものだ。
 さて、今日は冬至。一年で一番日が短い日だ。
 日の出は遅く、日の入りも早いのは間違いない。でも、それが昨日と比べて早いのか遅いのかを判断できるほど敏感な感覚は持ち合わせていない。あくまで知識として日が短いのを知っているだけに過ぎない。
 日本の伝統では、冬至の日にはカボチャを食べるという風習とゆず湯という風習が有名だ。地方によっては他にもイベントやら慣わしがあったりするのかもしれないが、ゆず湯が圧倒的に冬至の代表的イベントだ。ニュースなんかでも、どこそこの温泉でゆず湯を行っているとか、カピバラがゆず湯に入っているというようなニュースが流れている。
 実は、ぼくはゆず湯が好きだ。大好きだ。日本の伝統的なイベントの中では、一番好きと言っても過言ではないぐらいにゆず湯が好きだ。小さい頃からなぜか楽しみな行事の一つだった。
 我が家では、毎年2個のゆずをお風呂に浮かべることにしている。
 お風呂にゆずが浮いている非日常的な図もおもしろい。小さい頃は、湯船に浮かぶゆずを1つだけ沈めて、浮いているゆずに当てるという遊びを楽しんでいた。ゆずをお風呂のアヒル人形的に使って楽しんでいたのだ。今でもゆずを沈めたりするが、昔ほど夢中にはなっていない。
 今は、大人らしく香りを楽しんでいる。
 様々な柑橘類があるが、お風呂に入れるのならゆずに勝るものはないだろう。グレープフルーツも捨てがたい気がするが、やはり香りならゆずに軍配が上がるだろう。
 今年は、準備が遅れたためゆず湯用のゆずを入手できなかった。そのため贅沢にも食用のゆずをお風呂に投入した。なんだか例年より香りが強く、しかも甘みのある香りに包まれたような気がする。数十円高いぐらいなら、来年も食用ゆずにしようかな。