カレンダー

2014/12
 
   
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

遠回り

by 唐草 [2024/05/19]



 昨日、どうにかゲームを公開した。残念ながら反響はサッパリ。だから、この後はSNSでのPRが重要。PVを投稿したり、攻略ヒントを投稿したりとやるべきことがたくさんある。
 今回のゲーム制作と配信は、自分の勉強が主たる目的だ。でも、勉強だけでは次に繋がらない。ゲームを拡散させてカラクサラボの名を広めなければならない。無償公開は、売れるレベルの物を作れないという自己判断だけではない。とにかく一人でも多くの人の目に触れる機会を得るためという狙いがある。言わば、ゲームはぼくの名刺なのだ。
 何としてでも拡散させたいが、今のぼくは精根尽き果てていて苦手なPR活動のために割けるエネルギーはない。むしろ、今作はすべて忘れ去って、新作に没頭したい気分だ。
 新作への期待を膨らませているのは、今回の制作で得られたものが多くあったから。得られたのはポジティブな結果だけではない。お膳立てされた教科書には絶対に書かれていない数多くの失敗も含まれている。むしろ失敗こそがぼくを大きく成長させた。
 達成感と満足感は乏しいと昨日書いたが、唯一確信できていることがある。それは自分自身のレベルアップだ。多くを学んで身につけた自覚はある。
 とは言え、1つのゲームを完成させるまでの道のりはあまりにも長かった。進むべき道を理解していなかったし、その道を進むべきスキルを持ってなかったこともあって想定の2倍近い時間を要してしまった。実に1年半である。
 それは実に遠回りで無駄の多い歩みだった。例えるならば次のような感じだ。新宿から渋谷まで行こうと思ったら山手線1本でいい。でも、今回は初手で道を誤り中央線で神田まで行ってしまう。乗り換えのために眼の前の電車を無視して秋葉原まで徒歩で移動するも、歩きすぎて御徒町まで来てしまう。新宿に戻るために慌てて大江戸線に乗るも逆方向で気づけば六本木。みたいな意味不明な歩みを続けてきた。5km移動するために50kmぐらい回り道をした。
 その回り道は、結果から見ると意味のないもの。でも、過程は無駄でないし、それを無駄にしないことが大切。
 次は、山手線に乗れるはず。