by 唐草 [2014/09/09]
今年で開発3年目に突入したプログラムが、いよいよ完成間近となった。開発3年目と書くとものすごく大きなプロジェクトに感じられるかもしれない。確かに3年間かかりきりだったら、相当大きなプロジェクトと言えるだろう。
でも、実際は違う。毎年1か月ちょっとかけて少しずつ修正を重ねてきたプログラムだ。実質ののべ開発期間で考えると、たいしたことはない。
1年目は、どうにか動くものを準備するので手いっぱいだった。
2年目は、1年目のフィードバックを元に大改修を行った。
そして3年目の今年は、内部処理の最適化や使いにくい部分の修正などを中心に作業を進めた。昨年のような目に見える華やかな変更は無いが、確実に進歩していると自負している。
自分で言うのもなんだが、かなり良いコードが書けた気がする。
ぼくの考える良いコードと言うのは、修正がしやすいコードである。ある部分を変更しても他に影響を及ぼさないような作りとなっているコードのことだ。だから、追加機能をどんどん入れても影響はほとんど出ないし、メインの処理をごっそり変更しても特に修正を意識する必要すらない。
久々に良いコードを書くことができた気がする。
このプログラムを開発することで、ぼくが得たことは多くある。もちろん金銭的なことも少なくないが、経験値もたくさん得られた。
400人同時使用という状況がどれほど高負荷になるかを体験できたのは、大いなる収穫だ。この収穫があったからこそSQL文を真剣に検討してみたり、ログインの流れを見直してみたりと色々と学ぶところがあった。
動くものを作れる段階から、使えるものを作れる段階にステップアップした気がする。