by 唐草 [2015/01/30]
天気予報通りに雪となった。
今年は積雪になることは無いのではないかという根拠ゼロの確信を持っていただけにちょっと悔しいものがある。
幸いなことに今日は出かける予定が全くない。暖かい部屋で、風流に雪の様子を眺めることもできる。もっとおもしろい事もある。たかだか数センチの雪に大騒ぎしていると東京都民を目の敵のように攻撃して楽しむ田舎者の田舎自慢をネット越しに楽しむこともできる。これが都会の雪の楽しみ方。
降雪の少ない関東で雪が積もることは年に一度あるかないかの大イベントだ。子供たちは素直に雪を喜んでいる。大人たちだって、表向きは仕事に行くのが大変になるとかネガティブなことを口にしているが、心のどこかで童心を思い起こしている。
なんだかんだでぼくは、毎回積雪を楽しんでいる。雪の降る中、無意味に散歩に出かけたこともあった。数年前に大雪が積もったときは、小学生よりも素早く、まだ誰も踏み入れていない駐車場に行って雪の上に寝転び人型を作って遊んだこともあった。
ところが、今年は雪が降ってワクワクした気持ちはあったのだが、外へ出るには至らなかった。
これが歳をとったと言うことなのだろうか?
悲しいがこれを否定することはできないだろう。着実におっさんへの道を歩んでいる。
特に去年の大雪を経験して雪の大変さを身を持って実感したことが、大きな影響となっているのかもしれない。
そういえば、昨年末に長靴を買ったんだった。あれを履いて無意味に散歩へ行くべきだった。このままだと2015年は、雪が降ったワクワク感よりも煩わしさが上回ったおっさん化元年になってしまう。こんな不名誉な元年はイヤだ。頼む!もう一回、雪よ積もれ!ぼくにリトライのチャンスを与えてくれ!