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対角線上に扇風機

by 唐草 [2022/12/17]



 デスクで快適に仕事をすることだけを考えてレイアウトされたぼくの部屋は快適でない。矛盾した発言に聞こえるかもしれないが、これが今のぼくの部屋を説明するもっとも正確な言葉である。
 ぼくにとって快適な仕事環境というのは、席から立たずに必要なすべてのものにアクセスできること。キーボードを叩く姿勢のまま手を伸ばせば欲しい資料に手が届くそんな環境だ。最大限移動したとしても、オフィスチェアのキャスターで移動できる範囲にとどめたい。そんな訳で、ぼくのデスクは本棚で囲まれている。そのレイアウトのおかげで快適に仕事を進められている。
 とは言え、見た目はまるでパーティションに囲まれているかのよう。オフィスであればパーティションに囲まれた個人ブースはいいものだ。でも、自宅の6畳間の狭い部屋の中で3畳ぐらいのパーティションに囲まれることは、メリットよりデメリットが勝る。大きな地震が起きれば崩れ落ちた本に埋もれるだろう。平常時だって問題がある。たびたび書いてきたようにエアコンの風が遮られてしまうのだ。
 だから、ぼくのデスクは夏暑く冬寒い。これが快適でない理由。
 業務上の使いやすさと、身体的な心地よさを天秤にかけて、ぼくは使いやすさを選んだ。本来この2つは相反するものではない。それなのにこうなったのは、部屋のレイアウトを極端なまでに使いやすさ優先にしたから。ゲームで言えばステータス極振りみたいな部屋なのだ。
 使いやすいとは言え、寒さを我慢するのは非効率。成果も落ちるし、何より体調を崩してしまっては元も子もない。と言うわけで、この冬も扇風機をサーキュレーター代わりに活用してエアコンの温風を循環させている。夏より冬に活躍するのが我が家の扇風機だ。
 ネットで読んだ話によると、部屋の中でエアコンの対角線上となる位置に上向きにセットしたサーキュレーターを置くのがもっとも暖房効率を上げる方法だそうだ。早速実践してみよう。
 ぼくの部屋でエアコンの対角線上になるのはベッドの枕の位置。上向きにするなら倒したほうが良いだろう。と言うわけで、ベッドに扇風機が寝ている。なんだ、この部屋?