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妄想RPG01

by 唐草 [2012/06/12]



 古くは「ドラクエみたいなRPG作りたい!」と中学生にありがちな野心を抱きプログラムの本の重さに屈したこともある。でも、何の因果かどうにか自作のゲームをネットの片隅で公開するところまでこぎ着けた。
 そんな今だからこそ、RPGを作るというのがどれだけ大変な作業なのかを理解することができた。その労力がぼくひとりの手に余るものだと知っているから、絶対にRPGを作ることはないと思う。だからといって、遠い昔の野望を失ったわけではない。今でもRPGのスタッフロールに名を連ねるチャンスがあったら参加したいと願っている。
 でも、願っているだけではことは進まない。今日からしばらく「もしもカラクサラボがRPGをリリースしたら」というテーマで、妄想を膨らませていきたいと思う。
 長文ネタを書く場合、オチを考えてから全文を書いて、800字を目安に分割してここに公開している。でも、今回は、ダラダラしゃべるように妄想を書き連ねていって見たいと思う。グダグダになるかもしれないけれど、整理してから書くと夢と妄想が膨らまないような気がする。ぼくの手元に「新RPG企画コンペ」の知らせが届いたと思って、あれこれ考えてみよう
 さあ、妄想の時間を始めよう!
 
 RPGを企画するとしたらどこから手を付けるべきか。世界観、シナリオ、戦闘システム、キャラクター、音楽といろいろな要素がある。でも、どんなゲームであれ一番初めに考えなくてはいけないのはこのことだ。
 『プレーした人にどんな感情を抱かせたいのか』
 こういう基本指針がないとシナリオもシステムもなにも決められない。いつものようにここから考えていこう。
 ぼくは、今までプレーしてきたRPGの何を楽しんできたのか。戦うことで成長する主人公の姿だろうか、感情移入しながら追うことのできるシナリオだろうか。たぶんこの両方だろう。少なくともキャラの魅力やゲームの戦略性を求めてRPGを買ったことはない。
 やはりゲームというメディアを通して物語を楽しみたいと思ってRPGを手に取ってきた。そして、ゲームの世界で語られる物語には、主人公=自分の成長を求めている。だからこそ、淡々とレベル上げという苦行に耐えることができたんだ。
 指針は決まった。王道に従いプレーヤーには『主人公=自分が踏み出す世界へのワクワク感』を抱かせることを基本指針としよう。
 「指針ってそんな単純なことでいいの?」って聞かれそうだけれども、ぼくの指針はいつもこんなもの。『カードをめくるドキドキ』とか『カードをめくるワクワク』なんかを指針に据えている。ちなみにドキドキとワクワクには、天と地ほどの差がある。
 この指針があれば、どんどん先に進める気がする。
 
 今日はここまで。