カレンダー

2012/06
     
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

カニの背後

by 唐草 [2012/06/25]



 ゲームにはさまざまな動物を模したモンスターが登場する。なかでもカニは、なかなかの人気生物ではないだろうか?
 打たれ強そうな固い甲羅、破壊力のありそうな大きなハサミという戦闘的なスタイルが人気の理由だろう。毛ガニぐらいだったら生身でも戦えるかもしれないが、街中にタカアシガニがいたら手を出すべきではないだろう。ましてや、もっと巨大なカニがいたら人間なんてひとたまりも無い。
 ぼくは、ゲームに出てくるカニに関して一つ疑問がある。
 カニと言えば横歩きがトレードマークだ。ゲームの中のカニもちゃんと横歩きして移動する物が多い。そんな架空のカニの背後をとるとしたら、どこを狙うべきなのだろうか?
 なんかのゲーム(ドラクエ9?)でカニ型モンスターの背後を狙う際に真剣に迷って以来、バーチャル世界におけるカニの背後が分からなくなっている。
 カニ型モンスターに襲いかかると奴らは横歩きで逃げる。追いかけていくと、足にぶつかって戦闘が始まる。本当に背後をとるなら、足ではなく甲羅の後を狙うべきなのだろうか?
 でも、プラグラムを組む際にカニだけ横移動するようにプログラムするのは面倒だ。きっと、モンスターの基本データを使い回していることだろう。カニの3Dデータをあらかじめ90度回転させておけば、通常の移動が横歩きに見えるはず。
 となると、横歩きして逃げているように見えるカニも、他のモンスターと同じように背を向けて逃げているだけかもしれない。
 視覚的には明らかに側面である足の部分。でも、プログラムの作りと最適化の方法を知っていると必ずしも、見た目と内部データが一致していないことを知ってしまう。
 果たしてカニ型モンスターの背後はどこにあるのだろうか?