by 唐草 [2012/06/27]
先日図書館で借りた『銀河ヒッチハイクガイド』を電車の中で読んでいた。その時、ふとあることが気になった。
電車の中で本を読むのは何年ぶりだろう?かと。
最後に電車の中で本を読んだのは、もしかしたら高校時代かもしれない。大学へは、自転車で通学していたので電車を利用していない。また社会人になってからは、朝の通勤ラッシュを経験していた時期は音楽を聴いていたし、空いている時間の電車を利用するようになってからはDSやらPSPでゲームばかりしていた。
そう考えると、電車の中で本を読むのは相当久しぶりだ。10年ぶりぐらいだろうか?
携帯が無かった中学時代は、電車内での暇つぶし用に文庫本を持ち歩いていたものだ。高校時代もだいぶ本を読んでいたが、徐々に携帯をいじるようになっていった。
今、電車の中で周りを見回すと、ほとんどの人がチマチマ携帯をいじっている。紙の本を読んでいる人なんて、電車に人があふれている帰宅時間でも一握りしかいない。
多くの人が黙々と携帯情報端末をいじる中で紙の文庫本、それも古典SFを読むというのは、SFの読書環境としては最高かもしれない。小説の中の世界よりも、文字からふと目を上げた現実の世界の方が遙かにSF的に感じられる。
そんな環境を楽しみながら読書をしていて思い出したことがある。英語で「オタク」を意味する2つの言葉、"Geek"と"Nerd"の違いだ。電車の中でSF小説を楽しんでいるぼくは、まぎれもなく"Nerd"タイプ。
日本だと"Nerd"タイプのオタクが少ないので、いまいち"Nerd"がどういう物か理解できないでいた。まさか鏡を見れば答にありつけたとは。
GeekとNardの違い(Gigazine)