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やわらか研究家

by 唐草 [2012/05/27]



 ちょうど1ヶ月ぐらい前にDQXの称号が作れないという話を書いた。その後、熟考に熟考を重ねた末に一応の決着を迎えた。その結果、DQXでのぼくの称号(正確には『かたがき』)は『やわらか研究家』に落ち着いた。
 ぼくのイメージする『やわらか研究家』というのは、頭の柔らかい研究家のことではない。やわらかいものを探求する研究家のイメージだ。ネコ科の動物の肉球などの柔らかいものを触っては「すごく柔らかい」とか「やや柔らかい」などと柔らかさを判定する職業。究極の柔らかさを求めて西へ東へと飛び回る研究家。ドラクエの世界なら「西のスライムより東のスライムベスの方が柔らかい!」とか言う感じだ。
 こうして具体的に説明してもさっぱり訳が分からない。でも、それこそがぼくの狙い目。称号を見ても"よくわからないという事実"しか分からないことが重要なのだ。
 人をはぐらかし事実を不鮮明にして、そこに想像の余地を付け加えるのがぼくのやり方だ。
 一度見たらすぐに100%理解できるような称号には興味がない。また、無駄に年を重ねたこともあり中二病の香りのする称号は、こっぱずかしくて使えなくなってきた。その結果が『キノコの仲間』であり『やわらか研究家』である。
 ちなみに『キノコの仲間』というのは、動物ものや自然もののTV番組などで分かり易い和名の無い生き物を紹介するときに用いられる『○○の仲間』という表現にヒントを得たもの。名前覚えて欲しいなという切なる願いが込められているとかいないとか。
 意外性がありかつ意味が理解しにくい称号を求めるぼくの孤独な戦いは今後も続くことだろう。もし、ゲームのように決められた単語からではなく自由に自分の称号をつけていいというのならば、今のぼくは自分をこう称する。
 『あの街で47番目』
 そう、こここそが自分の輪郭をぼかすことに苦心するぼくの中心。