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ひたすらにグラフ

by 唐草 [2014/06/02]



 木曜日の授業で使う予定の授業資料を作成していた。
 テーマは数値情報の図示化。要するにグラフの使い方だ。
 ひとことにグラフと言っても奥が深い。ぼくだってグラフマスターという訳ではない。それでも、エクセルのデフォルト設定で満足してしまう学生が陥りがちなミスぐらいは把握できている。基本の「き」を伝えるつもりで資料を準備していた。
 「グラフで何を伝えたいのか考えよう。」ということで「割合」「変化」「特徴」をテーマに約10種類のグラフを用意した。と言っても珍しいものは何もない。円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフといった基本的なグラフの紹介にとどめている。
 どんな情報をどういう風に見せたいのか?そにに応じてグラフを選ぼうという単純な資料だ。例題を作って適当な数値を決めて、模範解答を提示する。それだけの資料だ。
 自分でグラフを作ってみて分かったことがあった。ぼくは、表計算ソフトのグラフツールの使い方を分かっていかった。ありとあらゆることに苦戦した。
 まず、円グラフで自分が思った順番に要素を並べることができなかった。ついで、グラフの色を任意の色に変えようとして失敗した。1つのグラフに2系列の値を並べようとして失敗した。
 こんな感じでことごとく躓いた。こんなに失敗続きなら無理して使い慣れない表計算ソフトを使うよりもIllustratorで手書きでグラフを描いた方が早いのではないかと思うほどに苦戦した。
 その過程でIllustratorにもグラフツールが搭載されていることを思い出してちょっとだけ使ってみたが、こちらも癖が強くて思うようにグラフが書けなかった。
 そんなわけで今日は、四苦八苦しながら1日中架空のデータのグラフを描き続けていた。単純作業なはずなのにツールに振り回された1日だった。