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違和感の正体

by 唐草 [2014/06/11]



 やっと違和感の正体に気が付いた。
 ぼくは仕事で毎週秋葉原に足を運んでいる。DOS/V通り周辺で仕事をしているので、秋葉原駅から職場へ向かう途中でベルサール秋葉原の前を通ることになる。
 ベルサール秋葉原は、1階に大きなイベントスペースを持つオフィスビル。食品関連やら服飾のアウトレットまで毎日何かのイベントを行っている。
 この時期は、特に賑わいを見せている。
 AKB総選挙関連のイベントをやっているからだ。
 AKB劇場の向かいなので立地は最高だ。きっと全国から多くのファンが集っているのだろう。平日の昼間にもちょっとした列ができている。
 ガラス張りの会場の中には、選挙ポスター風のものがたくさん陳列されている。何をやっているのかよくわからないが、総選挙関連なのだろうというのは門外漢のぼくでも手に取るようにわかる。
 入場待ちをしている人の列の途中にガードマンが立っている。手には、小型の金属探知機と思われるものを持っている。入場希望者に金属探知機をあてて、別の人が手荷物検査をしていた。
 先日の襲撃事件を考えれば、このような措置も必要なのかもしれない。
 とは、思うのだが、なんだか腑に落ちないものがあった。
 その正体は、すぐには分からなかった。
 でも、今日ようやく気が付いた。
 AKBのメンバーがいないイベントなのにボディーチェックしていることに違和感を覚えたんだ。他のファンを襲ったり展示物を壊したりする可能性もあるかもしれない。でも、この会場には、メンバーなんていない。それなのに物々しく実施されているボディーチェックが実に滑稽に見えていたんだ。これが、ぼくが感じた違和感の正体。