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梅酒を漬ける

by 唐草 [2014/06/08]



 この季節になるとスーパーマーケットに梅の実が並ぶ。梅干し用に買う人もいるだろうけれど、多くの場合氷砂糖とホワイトリカーがセットになっている。需要の大半は梅酒目的なのだろう。
 お酒を滅多に飲まない我が家だけれども、実は何年か一度に梅酒を漬けることがある。なぜ、毎年ではなく何年かおきなのかと言うと、飲む量が少ないので一瓶を空にするのに何年もかかってしまうからだ。仮に毎年漬けたとすると、供給過剰で大量の梅酒を持て余すことになる。それぐらいお酒の消費が少ないのだ。ひょっとしたら飲んだアルコールの量よりも、揮発したアルコールの量の方が多いのではないだろうかと思うほどに消費が鈍い。
 消費こそ鈍いが、梅酒の味は好きなので欠かすことない。
 今年は、何年かぶりに一瓶空いた。確か8年物だったはず。さすがに飲み切るのに8年かかったわけではないが、何年もかけて一瓶開けるのが普通だ。
 我が家の梅酒は伝統的に砂糖少な目で漬けてきた。ストレートを極少量飲むのが好きな親の好みらしい。一方ぼくは、水割りやらソーダ割りが好きだ。しかも甘いのが好きときている。
 そんなぼくにとって、砂糖少な目の梅酒は好みではない。割ってしまうとほとんど甘みがなくなってしまうからだ。仕方がないので三ツ矢サイダーで割るという荒業でしのいでいる。そんなわけでもっぱらソーダ割りばかり飲んでいる。
 ぼくとしては、甘い水割りが飲みたい。
 という訳で、今年は砂糖を大増量。通常の2倍の氷砂糖を投入した。きっとこれならねっとりと甘い梅酒ができるはず。きっと、この瓶を開けるのは、早くても3年後ぐらいだと思うけれど完成が楽しみである。