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雨の日のジェット機

by 唐草 [2016/03/07]



 雨の日って、空がうるさい。雨音がどうのこうのとか言うポエミーな話ではない。もっと現実的な話だ。
 ジェットエンジンの音の話だ。
 何度も書いているように、我が家は自衛隊機の離陸コースの下にある。空港からは何キロも離れているが、我が家の上を飛んでいく飛行機はどれも大きな音を轟かせている。もちろん空港間際で聞くような爆音ではない。騒音問題が起きるほどの音ではないが、日々の生活の中に飛び込んできて飛行機の往来を意識させるだけの音量はある。
 我が家の上を飛んでいく飛行機は、C-1輸送機、C-130輸送機、T-4練習機あたりが多い。プロペラ機のC-130の音は、重く優しい音だ。一方、ジェット機のC-1やT-4は、空気を切り裂くような甲高いイヤな音がする。
 雨が降るとジェット機の音は、さらに大きくなる。
 なんで音が大きくなるのだろう?ぼくが予想している理由は2つある。
 1つは、雨の日は穏やかに上昇しているという仮説。目視では晴天時と降雨時の飛行高度の差は分からないけれど、雨の抵抗とかがあるので降雨時はゆっくり上昇しているのではないかと推理している。高度が低ければ、当然音は大きく聞こえるだろう。
 もう一つの仮説は、雨雲に音が反射しているという説だ。スカスカの雲とはいえ、何も無い晴天の空よりは抵抗があるだろう。それに空気の密度も雲がある部分とそうでない部分で変わるだろう。そのせいで雲が空気の蓋となり音を跳ね返していると推理している。
 正解は、どちらなのだろうか?それともこれらの推理は、完全に的外れなのだろうか?