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タダでお茶を

by 唐草 [2016/03/24]



 約2ヶ月ぶりに職場である大学を訪れた。
 研究をして論文を書いている専任教員とは違う自由気ままな非常勤のぼくは、授業がなければ学校に用はない。学生以上に長い春休み(無収入)を満喫してきた。でも、それも今日まで。
 今日は、新年度に向けての全体会合がある。今年で5回目かな?もう慣れたものだ。
 毎年ほとんど中身の変わらない諸注意を我慢して聞くだけの会合だ。これは、つまらない授業をして学生を寝かしてはいけませんという戒めでもあるのかもしれない。
 13時からの会合だったので、お昼をどうするかが最大の問題だった。
 学食はまだ営業していないし、最寄り駅で食べていくとするとちょうど混雑しているお昼時にぶつかってしまう。より時間調整をしやすい方法を採ることにしたので、結局コンビニでおにぎりを買うことにした。これなら最悪歩きながらでも食べられる。
 大学に着いたのは、12:40ぐらい。
 ちょっと時間的に余裕がある。そうだ、これぐらい時間があるなら教員控え室でお茶を飲もう。150円ぐらいだけどお金を浮かせられるし。
 ケチケチ精神で教員室へと向かう。
 教員室には誰もいなかった。
 そして、お湯もなかった。
 授業がないから、電気ポットの中身も空。当然と言えば当然かぁ。あぁ、タダでお茶を飲む計画が頓挫した…。