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怒濤の青函推し

by 唐草 [2016/03/25]



 明日は、北海道新幹線が開業するらしい。鉄道にさして興味のないぼくですらこのことを知っている。なぜか?それはテレビなどがなりふり構わず情報を発信しまくっているからだ。ステマなんてかわいく思えるほどだ。マスメディアがマスたる由縁を身を持って体感した。
 特にひどかったのは、NHKのBSプレミアムだと思う。
 お昼頃に何気なくBSを付けたらスキンヘッドの兄ちゃんがシーカヤックで津軽海峡を渡っていた。何十回もあるシリーズものの津軽海峡編をこの日に持ってくるなんて、いったいどれほど前から準備していたのだかがよく分かる。
 夜の8時ぐらいにテレビをつけたら、縄文時代の青森と北海道の交易を巡る番組をやっていた。土偶好きなので何も考えずに見てしまったのだが、これも間違いなく北海道新幹線繋がりだろう。
 土偶の番組の次も青森と函館あたりの人々を紹介する番組が続いていた。もう、さすがに青函ネタはお腹いっぱいなのでテレビは消してしまった。
 ステマとかそういう話を知らなかったら何も考えずに素直に番組を見ていたかもしれない。でも、情報発信の裏側にある意図とかを考えるようになった今だと、笑ってしまいそうなほどに露骨な青函推しが目に余る。
 そう言えば、北陸新幹線が開業したときも露骨な北陸推しがあったように記憶している。
 新しいことをPRするのは重要な事だ。それは認める。でもテレビで行われているのは、ちょっとでも目を合わせれば口の中に無理矢理ものを押し込んでくるような強引なプロモーション。露骨すぎてさすがに嫌悪感の方が上回ってしまう。