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広告にイライラ

by 唐草 [2016/03/26]

　最近、タブレットでネットを見ているときに意図せぬ広告をクリックしてしまうことが増えている。
　広告をクリックした自覚はまったくないのに、気がつくとGoogle playアプリが立ち上がってアプリストアへと飛ばされている。
　ぼくが誤クリックしてしまう広告は、スクロールをする度にページの下部で動きながらフェードインするタイプの広告だ。HTMLの仕組みを考えると、この手のフェードインする広告は透明度が99%になった瞬間からクリック判定を持つ。人間の目では確認できないほど透明に近くても当たり判定をしっかりと持っている。それが動くんだからさらにやっかいだ。
　初めからページ下部の20%ぐらいの領域は危険ゾーンだと思ってタブレットの画面を操作しない限り、不意に意図せぬサイトに飛ばされることになる。
　ぼくのこのサイトも広告収益があるから成り立っている。だから、無料のWebサービスが広告を掲載することは全面的に認めている。
　でも、クリック数を稼ぎたいからと言ってだまし討ちのような手法を採るのはダメだろう。
　PC向けGoogleアドセンスの利用規約に意図せぬクリックを誘発させるような方法はダメだと書かれている。具体的には、表示場所が動く広告と完全に透明な広告だ。たぶん、ぼくが誤クリックしてしまう広告は、Googleアドセンスでは無いのだろう。でも、きっと黒に近いグレーな表示方法だと思う。
　それに、こう言うだまし討ちを続けていると、結果として自分の首を絞めることになる。
　意図せぬクリックが多いと言うことが明るみに出れば、広告効果が低いことが周知される。そうなると、広告のクリック報酬も下がるはずだ。そうなってしまえば、結果的に収益を失う事になるし、ぼくを含めルールに従って広告を表示している人たちも損をすることにもなる。
　1つでも多くのクリックが欲しい気持ちはよく分かるが、もう少し今の楽に稼げるビジネスモデルを持続するという観点を持ってもらいたい。

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