by 唐草 [2017/04/19]
朝ニュースを見ていたら「京都のベンチャー企業がスポーツタイプの高級電気自動車を発表した」というニュースをやっていた。電気自動車界のフェラーリを目指すとかなんとか大風呂敷を広げている。
ニュースでは、スペックに関しても少しだけ言及していた。
「時速100km/hまで、わずか3.7秒」と紹介していた。
それを聞いて、ぼくは思った。スーパーカー好きのぼくは思った。
「遅ぇ…」
今、世界の高級スポーツカーは、時速100km/hまで3秒台前半がスタンダードになっている。2秒台に入って、ようやく「すごい」と言われる世界なのだ。日産のGT-R(の最高級モデル)だって2.8秒を記録しいる。
フェラーリ、ポルシェなどの老舗スポーツカーメーカーが作る最高級車種のハイブリッドスーパーカーも軒並み2秒台だ。
加速がすべてだとは言わないが、フェラーリを目指すならせめて3秒台前半を実現して欲しい。
それより気になったのが、ベンチャー企業にハイスペックスポーツカーを作る総合的な技術があるのかと言うこと。研究成果を活かして、高効率大出力の電気モーターは作れるかもしれない。
でも、車ってエンジンだけで走っているわけではない。シャシーの剛性、サスペンションなどのしなやかさ、そして空力の効率。これらが高いレベルで融合しなければ、車は性能を発揮できない。EVベンチャーにそこまでの総合力はあるのだろうか?
会社の沿革を見て、ぼくの不安は消えた。前身は、トミーカイラなのね。なら、大丈夫そうだな。ちゃんと走って、曲がって、止まれる車に仕上がっていそう。加速は、遅いけど。(上の下って意味で)